古くから日本人にとって身近な食材の「豆腐」。寒い時期に食べたくなるのが、冬の風物詩「湯豆腐」。そんな湯豆腐の本場といえば、京都です。至るところに、専門店が軒を連ね、中でも創業380年「総本家ゆどうふ奥丹」は、湯豆腐発祥の店ともいわれます。老舗のこだわりは豆腐作り、毎朝自分の店で作ります。本場・京都で磨き抜かれた真髄を探ります。さらに室町末期の創業とされる「中村楼」。江戸時代、豆腐切りのパフォーマンスが人気に火をつけたと言います。名物の豆腐田楽は、あの坂本龍馬や伊藤博文も好んで食べたとも…。そんな歴史と伝統が生き継ぐ京都の豆腐文化を紐解きます。