家族旅行と愛人との旅行を両立させたいという大沢ミノルのために、佐竹が大沢一家、高瀬が夏目志保を別々に引率し、高瀬らとの綿密な打合せのもと、ミノルは哲男とともに二者を行き来する。しかし志保はそうしたミノルの行動から、彼の家族も京都に来ていることを察する。ある晩、志保は家族と自分のどちらを選ぶのか、ミノルに問う。