地球を訪れた王子にキツネが声をかけた。キツネは王子に、愛は時間によって育まれると言う。共に過ごした時があるからこそ、かけがえのない唯一の存在になるのだと― 7つ目の星・地球で、王子は5000本のバラが咲く庭を目にする。世界にひとつしかないと思っていたバラが、こんなにある。自分が愛したバラが、何の変哲もない花に過ぎなかったことを知り、王子はショックを受ける。するとキツネが王子に声をかけ、愛は時間によって育まれると王子に言う。共に過ごした時があるからこそ、かけがえのない唯一の存在になるのだと。王子はキツネとの出会いを通し、幸せと時間の意味を知る。