紛争地や災害被災地での緊急人道支援で急成長を遂げた日本発祥の国際NGOピースウィンズ・ジャパンを題材にします。「必要な人々に必要な支援を」をモットーに、他のNGOや政府や経済界と協力して国際人道支援システム「ジャパン・プラットフォーム」を設立したピースウィンズ。自然災害や紛争などで、人々の生命を緊急に守るための食糧・生活物資の配布や医療支援などの人道支援を行ってきました。9.11テロ後の混迷する世界の中で、イラクやアフガニスタンなど過酷な状況下で頑張るスタッフたち。しかし状況の打開が図れない中で、今後緊急人道支援を活動の中心に据えていくだけでいいのか、スタッフの間で議論が繰り広げられています。今後インフラ整備や教育など中期的な視野で復興の足がかりを作る長期の開発支援にも力を入れるべきではないのか。統括責任者の選択肢を議論していきます。