リバタリアニズムとロールズ的なリベラリズムとの論争を念頭に議論します。高校無償化など教育・福祉の問題から始まり、議論はイラク戦争時のNGOメンバー誘拐事件に対する『自己責任』問題へと展開します。続いて、世界の貧困問題について、ロールズの再分配肯定論を国際的に適用できるかどうか激しい議論が繰り広げられます。