正義についての3つの考え方(1.功利主義・2.リバタリアニズム/リベラリズム・3.コミュニタリアニズム)を念頭に置きながら、武田泰淳の小説『ひかりごけ』に描かれた食人と殺人の事件を取り上げ、後半ではアメリカの原爆投下の論理の正当性を議論します。これらが許されるという功利主義的な立場に対し、様々な立場からの学生たちの反論が交わされます。