犬がイノシシを追う。すぐ後ろを75歳の猟師が風のように追走する。91歳のハチミツ採りの名人は、今日もミツバチと話をする。山の暮らしは“のさり”にあふれている。良いことも悪いことも、すべて神様からの授かりもの“のさり”。民俗学の祖・柳田國男が100年以上前に訪れ、いつまで続くのかと危惧した山の暮らしを、今改めて一年以上にわたって記録。この国に暮らす人々の心に古くから息づいていた原風景を描き出す。