太平洋戦争の3年8か月を、個人の日記や手記から追体験するシリーズ。1945年、空襲・沖縄戦・原爆で多くの民間人が直接攻撃にさらされていく。空襲でばらばらになった下町の大家族、沖縄の地上戦に巻き込まれた市民、そして広島の父娘を悲劇が襲う。さらに、フィリピンでも激しい戦闘が起こり、日本人と現地市民が巻き込まれた。人々は、何を記し、どう生きたのか。戦争の残酷さと苦悩が言葉に刻まれる。