咲良(永瀬莉子)は高校の同級生・劉生(新原泰佑)と付き合ってからもうすぐ1ヶ月が経つ。まだキスの間どんな顔をしていいかも分からない咲良だったが、最高に幸せな毎日を過ごしていた。 ところがそんな日常は、劉生の「いつも外だし、家デートしようよ」という一言で激変する。 咲良は親友の紬(田鍋梨々花)、祐奈(秋田汐梨)に劉生から誘われたことを告白。「初体験の世界平均年齢は17.3歳」という事実を知り、衝撃を受ける。そしてまさに今の自分たちだと焦りを感じる。 3人で勝負下着を買いに行き、劉生との初体験に備える咲良。それでも不安を拭えない咲良は「セックス前日に準備しておくべき7ヶ条」というページをチェックする。 そして運命の日。劉生の家にあがった咲良は、ベッドに押し倒され……
夜、母親・亜紀(藤原紀香)の部屋から聞こえる唸り声のような音を不審に思う咲良(永瀬莉子)。 紬(田鍋梨々花)と祐奈(秋田汐梨)に相談すると、「それ、お母さんがバイブ使ってるんじゃない?」と意外な答えが。だが咲良の母は動物の交尾シーンでもチャンネルを変えたり、生理を「月のもの」と表現するほどで、バイブを使うなどありえない。ある日、咲良が見当たらない靴下を探して母のタンスを開けると、奥からバイブが出てきた。スイッチを入れると、あの夜と同じ音が部屋に鳴り響く。振り返るとそこに母がいて、咲良はバイブを持ったまま家を飛び出してしまう。昼休み、走ってきた男子とぶつかった咲良。彼女のかばんから出てきたバイブに、クラスメイトたちは騒ぎはじめ……
バスで携帯に男性の下半身写真を送り付けられるという、新手の痴漢に遭った紬(田鍋梨々花)。紬は男性のこうした行いを心底軽蔑している。紬の家は父子家庭で、「彼氏がいるなら紹介しろ」「どこに嫁に行っても恥ずかしくない」とことあるごとに父が干渉してくるため、日々、父と衝突し、ずっと家を出たいと思っていた。そんな時、生物教師の城山(ソニン)から、大学主催のスピーチコンテストに出てみないかと誘われる。テーマは【17歳の私が社会に言いたいこと】。優秀賞受賞者にはその大学の推薦入学と奨学金がもらえると知った紬は、家から離れるチャンスだと思い、出場を決意する。そして、コンテスト当日。紬たちはバスに乗って会場に向かうのだが……