記号のように過ぎていく29歳の毎日に、漠然とした不安を感じている小学校教師の雪子。 不登校児とのコミュニケーションも、彼氏からのプロポーズにも本音を口にすることを避け、ちゃんと答えが出せずにいる。 ラップをしている時だけは本音が言えていると思っていたが、思いがけず参加したラップバトルでそれを否定され、立ち尽くしてしまった。 いい先生、いいラッパー、いい彼女に...なりたい?と自問自答しながら誕生日を迎えた。でも現実は、30歳になったところで何も変わらない自分でしかない。 それでも自分と向き合うために一歩前へ進んだ彼女が掴んだものとは―――。
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