渡辺早智は恋人である人気ロックバンドの島崎拓海に子供ができたことを告げる。拓海はバイトに明け暮れるようになり、バンドの活動に支障をきたすようになり脱退する。両親が反対する中、二人は子供を産み育てることを決意し、札幌を離れることにした。函館での出産を決心して、早智は入院、拓海はバイトへと出かける。無事男の子を出産したが、拓海からの連絡は途絶えたままだった。 クリスマスイブの夜、退院を迫られた早智は病院を出ることにした。行く当てもなく市電に乗り込み終着駅に着いたが、育てる自信を無くした早智は赤ん坊を置き去りにした。その終電の運転手が岩立修一であった。妻の瑞恵と二人暮らしをしている。二人には過去に子供にまつわる出来事があり、それに触れずに20年近く暮らしてきた。赤ん坊を発見した修一は瑞恵にその子を託し、自らその子の母親を探しに行く。 拓海は小樽でバイトをしていたが、なかなか稼げないでいた。加えて音楽を完全に棄てる決心も付かず、バイト先の女とカラオケに寄って時間をつぶすはずが、最終バスを逃してしまった。何とか函館に向かうトラックを見つけ、ヒッチハイクを始めた。
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