ぷるぷる天使的休日

大都会の裏町。雷とともに素っ裸の美少女が現れた。彼女は人間のする“恋”に憧れて地上に降りて来た天使エルちゃんだった。続いてグラマラスな天使、ヒロリンがエルちゃんを連れ戻すために地上に現れた。二人はひょんなことから区役所に勤めるキクオとその相棒でオカマのグレタと知り合った。キクオはエルちゃんに一目惚れをするが、エルちゃんは遊び人のマー君に夢中。エルちゃんを天国に連れて帰りたいヒロリンと、エルちゃんを好きなキクオは協力してマー君からエルちゃんを引き離すことにした。四苦八苦しているうちに、ヒロリンはキクオにほのかな恋心を抱くようになり、キクオもそんな彼女を愛しく思うが、本当に好きなのはエルちゃんだと自分に言い聞かせていた。一方、マー君はエルちゃんとヒロリンを売春組織に売り飛ばす計画を着々と進めていた。罠とは知らずに、仮装パーティに連れて来させられたエルちゃんとヒロリンは、二人を追ってきたキクオとグレタに助けられ、無事に天国に帰ることができた。ヒロリンが天国に帰ってしまうとキクオは初めて彼女への思いに気づく。そんな彼の前に雷が轟き、稲妻が光る。人間に恋をしたために人間になってしまったヒロリンは、地上でキクオと結ばれる。