父の代から続く、大阪・船場の呉服店の主人。三度の飯より寄席通いが好きで、先代亡き後、派手なふるまいに拍車がかかり、店は火の車に…。多加の発案で呉服店をやめ、興行師にくら替えするが、やがて愛人宅で突然死する。