50歳、祐司は脚本家。 42歳、佳奈は女優。 2人は2年前に結婚した夫婦であり、夫の母と同居している。 佳奈は最近、自分の演技に限界を感じていた。 「子供を産んだことのない自分には、母親の役が上手く出来ない」と。 夫の祐司とは積極的に子作りを意識していなかったが、家族会議で不妊治療を始めることになる。夫婦は不妊治療の現実を知ると、42歳はかなり遅いスタートになったと理解する。色んな情報や困難に悩みながらも、子供という希望が二人の日々を明るくしていく。 しかし、ある時、佳奈の父、徹(69)が難病指定のA L Sを発症していることが分かる。夫婦の生活は不妊治療と難病の父を支える日々。ストレスが重なる加奈は、同居する祐司の母、容子とボタンの掛け違いを生んでいく。 「姑と妻の問題」に直面した祐司は、離れて暮らす姉妹に相談するが、「二人の小姑」の存在は問題をより複雑に炎上させていく。 ミドル世代に差し掛かる夫婦には、若い夫婦よりも2倍3倍のストレスが降りかかる。不妊治療というストレス、難病で死に向かう父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たち…。 東京で暮らす夫婦の実態を見つめた映画を通じて、観客は日本人の今(リアル)を知ることができる。結婚について、親と子について、妊娠について、死について、私たちは答えを出せるのだろうか…
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