竹脇正一

孤独を抱えながら昭和の復興期を生き抜いてきた男。65歳で定年を迎えたその日に地下鉄の車内で倒れる。病院の集中治療室に運びこまれ生死の境をさまよっているが、次々に現れる謎の女性たちと奇妙な体験を重ねていく。