大帝都の北東部にある城北工業地帯の要衝、扇町。その一角に探偵社を構えるモノグサ青年・荘太郎は私財を切り売りしながら日々を食いつないでいた。 しかしこの頃大帝都の井戸端に飯場、そろばん教室に市電の車内などの各所で人々が突然失踪する怪事件が横行しており、荘太郎はとあるよんどころない事情からこの事件を追うため、「クラガリ」と呼ばれる地下世界へと足を踏み入れることになった。 荘太郎はそこで謎の装甲列車『ソコレ四六三』とそれを率いるタンネと出会い、集団失踪事件の黒幕と目される謎の地下ギャング集団「福面党」に挑むこととなる。