国崎往人は旅を続ける人形使い。「法術」と呼ばれる不思議な力を用いて、道行く人々に芸を見せることで生きてきた。特にあてがある旅でもないが、彼は密かに探しているものがあった。 幼い頃、母が繰り返し語ってくれた「今も空にいるという翼を持った少女」。ある夏の日、偶然立ち寄ることになった海沿いの街で、彼は1人の少女と出会う。それが全ての始まりだった…。
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。 モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出会いから色づき始める。 傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家、宮園かをり。 少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。 第37回講談社漫画賞を受賞した「青春×音楽×ラブストーリー」!